木造耐震診断のプロセス   設計・監理プロセス   設計料・診断料について
はじめに 
小学校の4年間を西宮市で過ごしました。「神戸は地震がない」と言われていて、実際私が住んだ4年間に有感地震は殆ど発生しませんでした。しかし10年後あの大震災が神戸を襲いました。活断層が陸地部分で2000本程度分布しているとされる日本国内においては「地震」に対する意識はどこにいても持つべきだということを建築に携わる一人として痛感した出来事でした。
耐震診断1 自分で調べる。
「誰でもできる我が家の耐震診断」という一般の住宅所有者、居住者向けのパンフレットがあります。「建てたのはいつ頃ですか?」といった10問の質問に回答して最後の合計点数で専門家の耐震診断が必要かどうかの判断をする簡単な耐震診断方法です。
耐震診断2 専門家による診断(1)一般診断法
耐震診断1で必要になった場合や、より詳しい診断をしたい場合は専門家に診断を依頼します。第一段階としては壁などを壊すことなく外見または床下・天井裏などから得られる情報で耐震性を判断します。この診断で補強が必要と診断された場合は次の精密診断または補強設計に移行します。
耐震診断3 専門家による診断(2)精密診断法
これは一般診断法よりも詳しい情報で補強の必要性の最終的な診断と、補強後の耐震性能を診断する目的で行います。詳しい情報を得るため内外装材の引きはがしなどの作業を伴いますが、正確な診断により過剰な補強を行わずに済むなど利点があります。
耐震補強設計・耐震補強工事
耐震診断の結果に基づいて補強設計を行います。補強によって得られる耐震性能を確認して実際の補強工事に入ります。
道路の地割れ(東灘区)
倒壊住宅(東灘区)
倒壊住宅(芦屋市)
写真は3点とも筆者撮影